第12回 『ガーディアンズオブギャラクシー』
どうせマーベルのB級ヒーローものだろう、とタカをくくっていたが、
面白いという評判を聞いて、ちょっと期待しながら鑑賞。
これは大傑作でしょう!
冒頭からキャラや物語の背景を感じさせるしっかりとしたドラマかと思いきや、
いきなりのハイレベルSF感、そしてこれら予測を全て裏切るお笑いテイスト、
でも実は「レイダース失われたアーク」のごときオープニングで、
あっと言う間に物語に引き込まれる。
その後もわかりやすい骨太なストーリーを軸に、あれよあれよという間に
自然と仲間が増えてきて、各キャラも立っているし、その中にも序盤から
スペクタクルあり、涙や葛藤、そして愛する者の危機など、これでもか!
というくらいの盛りだくさんなエピソード。
それでも、話が散漫にならないのは、繰り返しになるがメインストーリーが
しっかりとしていて、背骨がしっかりと通っているおかげだろう。
この脚本は素晴らしいの一言だ。
今後のアクションエンターテインメント映画のお手本となりうる出色の出来である。
SFとしてはB級感はあるものの、それでも美術やディテールなどはレベルが高く、
スターウォーズのファルコン号以来?実写映画では久しぶりにかっこいい宇宙船を
見た気がする。
他には特に光り物系のギミックや背景、美術などが極めて美しく、かつリアリティ
を持って斬新で、ここらへんも見所の一つであろう。
ハダカのおっちゃんの刺青?など新しいデザインも多く楽しめるのだが、
異星人のカラーリングだけは、ちょっと凡庸でいただけないかな?
よくあるパターンなのだが、他が良すぎるだけに変に安っぽさが目立ってしまっている。
たぶん予算の関係なのだろうが、スターウォーズ並みに予算があれば、
異星人のバリエーションも、サイズが大きいのや小さいのなども取りそろえたりして、
リアリティが増し、いろいろと楽しくなっていたのではないだろうか。
次回作どころか、各キャラにいろいろな背景があって、何作も作れそうな勢いなので、
予算も増えるだろうから、期待はして良いかもしれない。。
あとは、エンドロールに変なインスト音楽入れずに、あのままスタッフロール
流せば良かったのに。
アホかと(笑)
全体としては、レイダース+ラピュタ+アベンジャーズといったところだろうか。
可愛い娘が出てないところが唯一不満ではあるが(笑)、
次は絶対に映画館へ行きたい大傑作である。
『デクの坊、使えすぎ!(笑)』
| ☆☆☆☆☆☆ | 神!! |
| ☆☆☆☆☆ | UNBELIEVABLE!! ベスト映画! |
| ☆☆☆☆ | 素晴らしい!ぜひ皆に勧めよう |
| ☆☆☆ | 面白い。見ましょう。 |
| ☆☆ | なかなか面白い。 |
| ☆ | 見たければ見れば? |
| - | どーでもいい。 |
| × | 見るだけ時間の無駄。クソ映画。 |
| ×× | 超クソ映画。 |
| ××× | ふざけんな!作った奴誰だ! |
| ×××× | お前に映画を作る権利はない。 |
| ××××× | もはや言葉にできない。 |
| ×××××× | 悪魔!! |