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麻雀概論I
デジタル麻雀を超えた、「サイエンス的麻雀解析理論」の連載です。

麻雀概論I 第3回 麻雀の全組み合わせ1

以下に、各手役毎の全組み合わせ数をまとめました。


麻雀(14牌)の全組み合わせ数は、

   (使用する)136 牌の異なったものから 14 個ずつとった全組み合わせ数

と同じ意味となります。
そのため、これは高校で習った「nCr」(二項係数)という記号を使って、下記のように表されます。
(n = 136、r = 14 )

            136!
13614 = ――――――――――― ≒ 4.25030503×10^18
         14!×(136-14)!

この式の根拠については、また稿を改めますが、このように高校で習った数学記号などを使うことで、
全ての手役の組合せ数や、それをもとに全ての手役の「上がりやすさ」の確率などがわかってきます。

面倒な数式はひとまず置いておいて、下記に様々なアガリ形での全組み合わせ数を表にしました。


【表1】
全組み合わせ数 4,250,305,029,168,220,000 テンパイしてない形ももちろん含みます。
全和了形数 12,860,384,948,922 アガリ形は、この数だけあります。
つまり天和の全組み合わせ数です。
4面子1雀頭 11,353,128,141,498
1対子4順子 8,181,759,304,554
1対子3順子1刻子 3,804,551,078,112
1対子2順子2刻子 773,706,811,992
1対子1順子3刻子 67,672,549,746
1対子4刻子 2,137,006,080 (四暗刻)
七対子 1,505,948,184,576
国士無双 1,308,622,848


まず、全組み合わせ数は上の式の通りで、これはアガリの形になっていないものも、当然含みます。
この全組み合わせ数の内「アガリの形になっているもの」が、2番目の「全和了形数」となります。

最初の「全組み合わせ数」を「全和了形数」で割ると、天和の確率が出てきます。

次の項目から下は、和了形のタイプ毎にわけて算出したモノです。
いわゆる順子だけの和了形となることが一番多く、ついで順になっています。
面白いのは、七対子です。
2つ刻子がある形よりは、七対子の方が多いんですね。
だからといって、別になにもありませんが。(笑)

七対子も特殊なアガリ形ですが、もう一つの特殊なアガリ形が、国士無双です。

これらを全て足し合わせたモノが、全和了形数となります。
(七対子と二盃口や、三連刻の形のように、各々のパターンで重複するケースがありますので、単純に各合計値は一致しません。)



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