 |
麻雀牌の選び方 |
|
近年、オークションや他のネットショップ、ディスカウントショップやホームセンターなどで、安価なアクリル牌を「日本製ユリア牌」、牛骨牌を「象牙牌」などと偽り、不当に高い金額で売りつける業者がいるそうです。
悪質なショップ、オークションに気をつけましょう!
詳しい知識を身につけて、満足のいく麻雀牌をお選び下さい。
|
|

■基本事項
・麻雀牌 通常全部で144枚あります。通常のゲームでは、136枚だけ使用します。
・点棒 各人の持ち点を表示するための物です。
・サイコロ 場所や順番を決めるために使います。
・チーチャマーク 最初の親番を表示する札です。
■ケース
・ケース アタッシュケース型の他に、引き出し式のものもあります。
・べっちん皿 牌が入っている箱の事です。ゲーム中は、点箱になります。
・点棒入れ 真ん中の細長い箱を言います。
・チップ 赤ドラチップや、役満賞、サシウマなどに使う場合が多いようです。
・記録表 点数を書き込む小冊子です。
・点数表 ルールや点数表を、簡単に記した物です。
・ヤキトリマーク まだ和了っていない、という表示札です。
■牌
・背 「竹の部分」とも呼びます。昔はこの部分は全て竹で造られていました。
・腹 図柄が彫ってある面を呼びます。
・噛み合わせ 背と腹の境目の形状を呼びます。
・図柄 いろいろなものがあります。特にイーピンとイーソーに牌の特徴が出ます。
|
|
|
用途や特徴によって、いろいろな麻雀牌があります。
お好みで、お客様にピッタリの牌をお探し下さい。
■美術牌 → 蟹と金魚の風雅牌、天元牌
美しい図柄を特別に施した物をいいます。
ゲームだけでなく、ディスプレイとしても優れた美しさを発揮します。
■透明な牌 → 透明牌、三透牌
市川屋が、世界で初めて製作した完全に透明な麻雀牌です。
牌が透けて見えることで、いろいろな遊び方や駆け引きが楽しめます。
麻雀教室などでも人気です。
最近、“三透牌”や“透明牌”の違法なコピー品が出回っているようです。
粗悪で悪質な“三透牌”“透明牌”のニセモノにご注意下さい。
→ニセモノと本物の見分け方
■高品質 通常牌
普段のゲームに使用するための最高級の品質を備えた麻雀牌をいいます。
重量感があり、背は黒く、カーブ牌が好まれるようです。
■竹牌 → ジャンボ竹牌II 等
昔懐かしい、背が竹の麻雀牌をいいます。
持ったときに独特の感触があり、混ぜた時も静かなしっとりとした良い音が出ます。
■オールカラー牌 → 白龍II、スーパーブラック牌III 等
腹も背も、全て同じ色のとても珍しい牌です。
ブラック、ホワイト、ブルー、グリーン、キャラメル色、がありましたが、現在では、
黒と白の2色しか販売されていません。
■オールブラック牌
オールカラー牌の中でも、特に全て真っ黒な牌をいいます。
5種類以上あり、一番普及しているプレミア牌と言って良いでしょう。
| スーパーブラック牌III | ユリア樹脂、日本製、点棒、サイコロ、起家マークも黒 |
| スーパーブラック牌 | ユリア樹脂、日本製、点棒、サイコロも黒、白には枠模様付 |
| オールブラック牌 | ユリア樹脂、日本製、白には枠模様付 |
| 金龍 | アクリル、中国製、(当店では販売せず) |
| 北斗黒々 | ユリア樹脂、日本製、白には枠模様付(当店では販売せず) |
■キャラクター牌 → スーパーヅガン牌DX、フリテン君牌、デンソー牌
人気漫画や会社のロゴが彫刻された牌です。
イーピン、イーソー、花牌などに特徴があります。
■大型牌 → 背黒ジャンボ、米式ジャンボ
サイズが大きい牌です。
■小型牌 → ミニ牌、ミニ牌セット、ミニ透明牌携帯ストラップ
かわいらしい、小さいな牌です。
■マット付き牌 → JUNKMAT牌セット、らくじゃん牌付きセット
牌とマットがセットになったものです。
アウトドアに最適で、車などにも常備しやすいケースがついています。
■特注牌 → 完全特注麻雀牌“光龍”
市川屋のオリジナル商品です。
特殊な方法で、どんな図柄でも麻雀牌に彫刻します。
ちゃんと彫刻してあるから、盲牌ができます。
|
|
|
金型成形彫刻 (ユリア樹脂) | 
|
ハイテク彫刻 (“光龍”、材質不問) |
グラインダー彫刻 (アクリル牌) |
|
彫刻には、4種類あります。
■金型成形彫刻
・一般的な麻雀牌は、この彫刻方式となります。
・図柄が彫刻された金型に材料を入れ、高圧でプレス(圧縮成型)します。
(タイヤキを作るようなカンジです。)
・金型が高価(数十万円〜)なので、デザインの変更はすぐにはできませんが、
金型は摩耗しないので少品種大量生産に適しています。
・金型の彫刻次第で細かい図柄にも対応できます。
■ハイテク彫刻
・市川屋独自の麻雀牌彫刻方式(特許出願済)です。
・パイパン(白牌)に、電子データを用いて高精度に彫刻します。
・デジタルデータをそのまま用いますので、彫刻とデータとの差異は殆どありません。
・従来の手彫り彫刻、金型成形彫刻よりも、精密な彫刻が出来ます。
・デザインの変更が容易で、写真彫刻も可能です。
・ユリア樹脂、アクリル、象牙、金属等、彫刻する材質を選びません。
・少量多品種製造に適しています。
■グラインダー彫刻
・中国製のアクリル牌は、ほとんどこの彫刻方式です。
・グラインダー(歯を削るペンのような彫刻機械)で、彫刻します。
図柄を彫刻した原器(金型のようなもの)があり、その隣に白牌をおいて、原器をペンで
なぞると、牌の方にセッティングされたグラインダーがアクリルの牌を、大体同じように彫刻していきます。(トレース彫刻とも呼びます。)
・手作業のため、図柄がデコボコしており、色も濁った物が多いのが現状です。
■手彫り彫刻
・彫刻刀を使って、牌に手で彫っていきます。金型が登場する以前の主流でした。
・金型を使用できないため、牛骨牌や象牙牌は、この彫刻方式となります。
・職人によって品質にバラツキがあります。また、幾何学的または文字状以外の図案では彫刻が困難です。(イーソーやキャラクター図案は、難しい。)
・現在は、日本に職人は二人しかおらず、その方々も高齢となっています。
|
|
|
現在市販されている麻雀牌には、材質によって大きく2つのタイプがあります。
■ユリア樹脂牌 → プレミア牌の殆ど、天満宮、日向牌、九頭龍、など
・ユリア樹脂は、日本国内の牌メーカーでしか使用されていない高品質の材料です。
他の国ではこの材料で麻雀牌を作る技術がありません。
・過酷な撹拌を行う全自動卓にも採用。その耐久性と精度は、高い信頼を得ています。
・特に、ご家庭で手積みでゲームをされる場合では、数十年以上経っても殆ど品質は
劣化しないと言われています。
・しかし、乾燥や寒冷には比較的弱く、牌が割れる場合があります。
・中心の重りによって重量感があり、初級者から上級者まで全てのニーズに対応します。
・彫刻は、主に成型金型に施されており、タイヤキのように大量生産が可能です。
(市川屋の完全特注麻雀牌“光龍”だけは、特殊なハイテク方法で彫刻しており、
この限りではありません。)
・日本での標準的な牌です。
■アクリル牌 → おうむ、きくま、など
・主に中国で作られている牌です。
・アクリル製のため、中に重りを入れることが出来ないため、軽いのが特徴です。
・柔らかく傷つきやすいため、数ヶ月〜数年で牌が欠けてくる場合があります。
・彫刻は、安い労働力を背景にすべて手作業でのグラインダー彫刻です。
・そのため、図柄がデコボコしており、色も濁った物が多いのが現状です。
・中国では大型牌が主流ですので、大きい牌や、珍しい模様に特徴があるようです。
・初心者向け、または軽い牌をご希望の方に適した牌と言えるでしょう。
また、次のような珍しい材質の牌もあります。
■竹牌 → ジャンボ竹牌II
・背が竹で出来ている牌で、現在は市川屋と一部のメーカーでのみ製作・販売しています。
(ジャンボ竹牌は、市川屋でしか販売しておりません。)
・竹背に、ユリア樹脂を圧縮成型して製作します。
・持ったときに独特の感触があり、混ぜた時も静かなしっとりとした良い音が出ます。
・高湿で保管すると、カビが発生する場合があります。
■牛骨牌
・国内では、現在は製作されていません。(中国の一部でまだ製作されているようです。)
・背の竹と腹の牛骨を、同じ形に削って、2つをピッタリと合わせて作ります。
・現在は、国内にこの加工を行える職人さんが一人もいなくなってしまいました。
・骨董品などでも、よく牛骨牌がありますが、象牙牌と偽っているものも多いようです。
牛骨は象牙と比べて細いので、腹の部分が薄く、竹の部分が厚くなります。
また、牛骨の場合はきめが粗いので、黒い縦筋が多く入っていることが特徴です。
■象牙牌 → 市川屋の象牙牌
・言わずと知れた、麻雀牌の最高峰です。
・象牙はワシントン条約によって1989年から輸入禁止となりましたが、それ以前の在庫品を
国内で販売・加工することは認められています。
(市川屋では、これらの1989年以前の在庫品を販売、または原料を加工しています。)
・中古品、骨董品以外のこれら象牙製品には、通商産業省と環境省の「種の保存法 認定
番号付きシール」が付属します。(付いていない物は違法品の可能性があります。)
・骨董品などでも、よく象牙牌がありますが、その多くは牛骨牌の場合があります。
牛の骨は象の牙と比べて直径が細いので、腹の部分が薄く、竹の部分が厚くなります。
象牙は太いので、竹の部分は通常の竹牌と同程度の厚みとなります。
サイズは全体的に小振りで、象牙独特の縞模様(扇状のものが交差する。縦断面に出現)
が特徴です。(牛骨牌には、この縞模様はありません。)
また、牛骨牌はきめが粗いので、黒い縦筋が多く入っていますが、
象牙牌は、経年劣化により黄ばむことはあっても、黒い縦筋はあまり入りません。
象牙牌の保管には、適度な湿度が必要です。乾燥状態だと割れてきます。
|
その他、今では製造されなくなった牌もあります。
■セルロイド牌
・文字通り、セルロイドで作られた牌です。現在は製作されていません。
■ねり牌
・昭和中期頃の牌は、樹脂の品質が悪く耐久性が低いのですぐに欠けていました。
・牌の白色が、青白っぽいのが特徴です。現在は製作されていません。
■プラスチック牌
・中身が中空で、ポンジャンやゲームセンターでの景品に使われました。
|
|
|
■ユリア樹脂牌
洗剤とタワシで多少はこすって洗っても、塗料のハガレや破損の心配は殆どありません(シンナーやアセトン等では塗料が剥げます。破損はないでしょう。)。そのため、定期的に水などでよく洗浄するのが良いでしょう。
しかし、乾燥地で保管すると、割れが生じる場合があります。これは、樹脂がいくぶん水分を含んでいるおり、経年変化によってこの水分がどんどん減って行くためです。
また、寒冷地への移動、寒冷地からの移動をさせると、割れが生じる場合があります。これは、中に入っている鉄片と樹脂との熱膨張係数が異なるためです。できるだけ気候変化の少ない室内の低い場所に保管すると良いでしょう。
紫外線には、比較的強いですが、長時間・長期間の露光は、黄ばみ・乾燥の原因となります。
■アクリル牌
特に熱に弱いため、高温になる場所には置かないようにしてください。
アルコールやシンナー等でふき取ると、大きく傷つく可能性があります。
紫外線に弱く、黄ばみが生じる場合があります。
■象牙牌・竹牌
象牙とユリア樹脂は、乾燥に弱い特性があります。しかし、背についている竹は乾燥していた方が良い特性を持ちます。また、年月を経ると共に、竹と象牙の間に塗られた接着剤が、はみ出してくる場合があります。
そのため、これらの牌の安定した長期保管については、とても難しいのが現状です。できるだけ手垢等をふき取って、温室度変化の少ない場所で保管してください。
また、紫外線に弱く、期間の経過と共に黄ばみがほとんど避けられません。(骨董としては、味わい深くなると表現されます。)
■セロハン
新品の牌は、セロハンでパッキングされていることが多いようです。このパッキンは、時間の経過と共に乾燥して行き、縮んで必ず破れます。セロハンの接着剤が牌の方へしみ出してくる場合もありますので、購入した牌のセロハンは、できるだけ早く取り外すことをお勧めいたします。
|